いめーじ

THE GUILTY/ギルティのいめーじのネタバレレビュー・内容・結末

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

ボイスドラマでも成立する話(実際、ポッドキャストで配信されたことがある)。
でも通話以外の音の良さにも拘ってるし主人公の表情から感じ取るのも重要だし背景に映る同僚の存在も良い雰囲気を作っているので映画としての質が高い。
呆れるような電話の対応で仕事を見せつつ、本格的な事件の対応で一気に引き締まる流れがシブい。誰よりも早く事件に関わる電話番だが電話番でしかないから踏み込めなくて切ない。
声からでは人間性や根本的な認識のズレに気付けなくて、信頼を裏切る展開は脚本的にも状況的にもかなりハード。
さりげなく主人公周りの説明やドラマを進行させていたのも上手かったし、こういうタイプの映画は終盤で現場に向かったりハデなトラブルが起きたりするもんだろうけど、まったく舞台が変わらなかったのも良かった。
最後に仕事場を離れて電話をかけた先は出ていった妻だと解釈しておく。