THE GUILTY／ギルティのくろいひとのレビュー・感想・評価

驚異的というべき大傑作。

サスペンス・スリラーとしての面白さ、プロットの構築性はみごとというしかない。
かつ舞台での一人芝居のような無駄のない演技が、このうえなく饒舌だ。

なによりも、通報センターの一室というかぎられた空間に声のみで繰り広げられる「その向う側」のドラマという、映画表現の根本を否定して逆手に取ったアイディアが素晴らしい。