クリムゾンキング

ライリー・ノース 復讐の女神のクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

夫と娘と幸せに暮らしていた普通の主婦ライリーは夫が麻薬カルテルの金を盗む計画に乗り掛かったことで報復として娘ともども処刑され自分も瀕死の重傷を負う。
せっかく犯人見つけたのに悪徳弁護士と汚職判事と金の力で逆に精神病院送りにされそうになったので隙を見て脱出。数年間姿をくらまし復讐の炎に身を包みサラ・コナーもびっくりのさいきょうお復讐お母ちゃんになって帰ってきた!
マフィアだろうが悪徳判事だろうが酔っ払いの父親だろうが嫌味たらしい上流ぶってる母親だろうが全員まとめて鉄拳制裁だ!!

エレクトラ(デアデビル)や00年代に一世を風靡したスパイドラマ「エイリアス(未見)」のジェニファー・ガーナー主演による最強お母ちゃんの地獄めぐり。

前半はさながらサスペンスの如く処刑スタイルで進んで行き、中盤の資金洗浄用倉庫のくだりからどんアクションが増していくしセーフハウスでの攻防はさながらスパイ映画のような華麗さで見ていて気持ちよかった。

詳しくは描かれないけど、姿をくらましている間に病院に処置に現れたり動画投稿サイトでサラッと闇ボクシングの試合に出ていたりして世界中で体鍛えていたことを示唆してさっさと復讐に移ってくれるテンポの良さや悪党たちが可哀想なくらい(微塵も思ってない)ボコボコにやられるのでよかった。

悪事に手を染めて自分の私利私欲のために人を陥れる連中はもれなく天誅が下って欲しいと思っているのでとてもスカッとしたし、最後の終わりもよかった。

邦題がイマイチだけどその分とても面白かった。