愛する 家族の命を奪われた
怒れる母親のハード・リベンジ☆
監督が、
映画「96時間」の
ピエール・モレルと知り納得。
きっかけが、
余りにも 悲惨で観ていて辛い。
買収された裁判官、
野放しにされる犯人たち、
そんな前半の苛立ちは、
“復讐の女神"が覚醒する後半で、
一気に 払拭されていく☆
哀しみを 怒りに替え、
容赦無く 悪を倒すその姿には、
アクションエンタメにおける
一定のカタルシスを感じながらも、
底知れぬ 空虚感をも 感じ取れる。
それは、
全てに 復讐を果たしたとしても、
失った愛は、決して取り戻せない。
彼女も、観る側も、
それを承知しているからだ。
そんな 悲劇の母親を演じる
ジェニファー・ガーナー。
アクション・ヒロインとして
再降臨した姿は、見事だ。
このジャンルでの
今後の更なる活躍を期待したい☆
少し余談に成りますが、
同コンセプトの作品として、
映画「女は二度決断する」 がある。
本作より、リアルで衝撃的。
そして闇も深い。
こちらは、
かなりの心の準備が 必要です。