とぉむ

ライリー・ノース 復讐の女神のとぉむのレビュー・感想・評価

3.7
愛する 家族の命を奪われた
怒れる母親のハード・リベンジ☆

監督が、
映画「96時間」の
ピエール・モレルと知り納得。

きっかけが、
余りにも 悲惨で観ていて辛い。

買収された裁判官、
野放しにされる犯人たち、

そんな前半の苛立ちは、

“復讐の女神"が覚醒する後半で、
一気に 払拭されていく☆

哀しみを 怒りに替え、
容赦無く 悪を倒すその姿には、

アクションエンタメにおける
一定のカタルシスを感じながらも、

底知れぬ 空虚感をも 感じ取れる。

それは、

全てに 復讐を果たしたとしても、
失った愛は、決して取り戻せない。

彼女も、観る側も、
それを承知しているからだ。

そんな 悲劇の母親を演じる
ジェニファー・ガーナー。

アクション・ヒロインとして
再降臨した姿は、見事だ。

このジャンルでの
今後の更なる活躍を期待したい☆


少し余談に成りますが、

同コンセプトの作品として、
映画「女は二度決断する」 がある。

本作より、リアルで衝撃的。
そして闇も深い。

こちらは、
かなりの心の準備が 必要です。
とぉむ

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