鍋レモン

パピヨンの鍋レモンのレビュー・感想・評価

パピヨン(2017年製作の映画)
3.9
⚪概要とあらすじ
作家アンリ・シャリエールの実体験に基づく小説を映画化した脱獄映画『パピヨン』をリメイク。

胸にチョウの入れ墨があることから「パピヨン」と呼ばれる金庫破りの男(チャーリー・ハナム)は、身に覚えのない殺人罪で終身刑を宣告され、南米ギアナの絶海の孤島にある監獄に入れられる。厳しい強制労働と看守たちの暴虐に、脱獄を決意したパピヨンは、紙幣偽造で逮捕されたドガ(ラミ・マレック)に目をつけ、ドガの身を守ることを条件に逃亡費用を稼ごうとする。

⚪キャッチコピーとセリフ
“自由をつかめ!”

「ここにいたら死ぬ」

⚪感想
リメイク作品。

これはいいリメイク。
物語の本筋はほぼ変えず綺麗に纏まっている。
現代の人、若い人が観やすいと思う。

スティーブ・マックイーンのパピヨンにチャーリー・ハナム、ダスティン・ホフマンのドガにラミ・マレック。
顔は似ていないのに雰囲気が似ているからかたまに顔がダブったり1973年版のパピヨンが頭に微かに浮かび上がるぐらいにハマっていた。
演技力も高く自然。

事実を元にしたと言えど物語の内容の25%がフィクションとパピヨンである本人が仰っているそうで。
でもなんか映画よりももっと過酷だったのではないかと思ってしまう。
不衛生な環境やぞんざいな扱いを受けていただろうと。

パピヨンが好きなのはやっぱりパピヨンとドガの絆。
相反する2人ではあるけどその結び付きとラストへの覚悟と決意が胸に響くものがある。
相手を思っての行動が好き。

独房送りとなったパピヨンは今作よりも1973年版の方が圧倒的に過酷さや苦しみを感じられた気がする。チャーリー・ハナムは痩せてたけどガタイが良すぎるのと5年刑期のあと普通に歩いて出てこれちゃうのもちょっと残念。

午後のロードショーなのでカットされたシーンも多そうなので配信されたらちゃんとノーカットの方観たいな。



⚪以下ネタバレ



船で金を狙われたドガを助け、ドガが落としたお金を探し、独房で貰っていたココナッツのことは口を漏らさず、逃げるのはドガと一緒だと待ち、足の骨が折れても肩を貸し逃げ、船で仲間を刺した時には抱きしめ、悪魔島での判断をまた抱きしめて受け入れる。
パピヨンクソかっこいいよ。

ドガがはなんでおしりの穴に入れるほどに大切にしてお金を刑務所に持ち込んだんだろうか。お金があれば交渉できるから?でも最初は脱獄のいしは

⚪鑑賞
午後のロードショーで鑑賞。
鍋レモン

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