アヤネ

パピヨンのアヤネのネタバレレビュー・内容・結末

パピヨン(2017年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

2024年50本目。
一筋縄ではいかない泥臭い脱獄劇が緊張感あってよかった。華麗なる、とならなかったのは実話ベースゆえよね。ラストにでてきた実際のアンリ・シャリエールがめちゃ渋くてかっこよい。
ストーリーの描き方がとても丁寧で、パピの独房のシーンとかはともすると中だるみしちゃいそうなんだけど、意外と苦なく見てられた。悪魔島送られる寸前のパピがまぁメイクとかもあるんだろうけどめちゃくちゃ痩せて年取ってて、チャーリー・ハナムの凄みを感じた。
利害関係から始まったパピとドガが本物の友情を築き、最終的に互いが互いの半身のような存在になるのは熱かったなぁ。だからこそ、最後の崖のシーンは寂しくもあり切なくもあり、でも脱出に成功したパピがドガを初めて「ルイ」と呼ぶのはとてもハッピーでよかった。ふたりの笑顔もとてもいいんだ。
ラミ・マレック目当てで見たので、初めの方のドガは小動物っぽさあって可愛かったな。自分の列からと抜けて、パピの後ろにシャッと入る時とか可愛くて笑ってしまった。シビアなシーンが多い作品だったから、それが唯一の和みポイントだったなぁ。
ドガはずっと悪魔島にいたのかな。原作とかリメイク元の映画とかでは触れられてたりするんだろうか。スティーブ・マックイーンとダスティン・ホフマンみたいだし、機会があったら元のも見てみたいなー。
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