このレビューはネタバレを含みます
本当に天才だな、この監督。
実話を元に制作しましたって前フリを観終わる頃には忘れてしまっていたわ。
こんなん、その手の事を本当にやってなかったら絶対撮れないでしょ。
撮影が素晴らし過ぎる、、。
カット割も素晴らし過ぎる、、。
前半のダンスのリハーサルのカッコ良さったら、、上からの撮影シーンなんて素敵過ぎます。圧巻。通してカメラワークが抜群です。
後半のLSDが効いてからのシーンもすごいですね。出演者は本当に演技未経験なんですか？すご過ぎません？ってかやってません？？
エイフェックスやっぱ最高だなー。
ドラッグ追体験系の映画を撮らせたらこの監督に勝る人はいませんね。エンターザボイド然り。
あとアメリカ映画への痛烈な批判とフランス映画への自負心。
それにしても赤が好きだねこの人。
最初と途中のクレジットも良し。
クレジットを前にした事で、あの終わりのまま終わりなのも効いてますね。
途中やっぱり目をつむりたくなるようなシーンもあったんで満点には出来ませんが、自分にとっての映画の必要悪枠的な存在です。ラースのダンサーインザダークとか、ドッグヴィルみたいな。
映画というよりか、一つの映像体験って感じです。
