DJkokiABE

CLIMAX クライマックスのDJkokiABEのレビュー・感想・評価

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)
4.2
いつもぶっ飛んだ過激な作品を送り出してる鬼才ギャスパー・ノエ監督がまたまた興味深い作品を発表し、監督のトークイベント付きの先行上映という事で観てきました

『Climax』は、1990年代半ば、森の奥にある閉鎖された元・寄宿学校に20人の若者ダンサーが集まり、3日間に渡って踊りのリハーサルを行う。最後に行われた打ち上げパーティで飲んだ酒に何者かがドラッグを混ぜたらしく、合宿の場はカオスと化し、彼らは天国と地獄を味わうことになる…というストーリー

相変わらずぶっ飛んでました
これはレンタルDVDが出てから家で見るより絶対劇場で観た方がいいなとも思いました
そのクラブの場にいるかのような臨場感
97分のカオス!
LSDやマジックマッシュルーム(以下MM)などのサイケデリックドラッグはその場のセッティングや雰囲気、やる相手が本当に重要
ヤリ慣れていた背の高い白Tシャツワンピースの女は音に気持ち良くハマって恍惚の失禁までしていたが、他の人はほとんどバッドトリップでした
クラブで顔を合わせる人達
仲の良い人もいれば、いつもここに来ればいるけどあまり絡みたくないって思う相手、嫌いだけどここに来ればいつもいるからとりあえず挨拶はする相手
シラフの状態ではそのような中でも節度を持ち楽しくやれるがドラッグがキマると心の奥底の本能や自分では気付かなかった新たな自分が出てくる
よってあのようなカオスな状態になったんだと思います

日本で禁止になる前にマジックマッシュルームは散々やったし海外で他のドラッグも経験済みなので、あのカオスな状態がリアルにわかったし、エンターザボイドはMMがキマってる時に見える鮮やかな景色そのものに見えるし、相変わらずヤバい作品を作り続けるギャスパー・ノエ監督
素晴らしい
ドラッグの描写や景色をリアルに描くことでレクイエム・フォー・ドリームなどと同様にドラッグの危険性を訴えています

本作は18禁ですが、むしろローティーンに観てほしいとトークショウで監督が語っていました

90年代の話という事で
MARRS Pump up the Volume
https://youtu.be/w9gOQgfPW4Y

Lil Louis French Kiss
https://youtu.be/CgOsg5vhwFY

この2曲が特にハマってたし懐かしかった

cerroneは以前、クラブでよくこの曲をDJプレイしていましたが
https://youtu.be/Zmk6CeIdpk4

本作では
cerrone supernature
https://youtu.be/cJ5V3OZdIZM
が見事にハマっていました


以下は映画のトレーラー映像

https://youtu.be/hefKfEjQnaQ


ダフト・パンク(Daft Punk)のメンバー、トーマ・バンガルテル(Thomas Bangalter)が新曲「Sangria」を公開
この曲はギャスパー・ノエ監督の最新映画『Climax』のサウンドトラックに提供したもの
サウンドトラック・アルバムにはこのほか、トーマが以前にリリースした楽曲「What to Do?」や、エイフェックス・ツイン(Aphex Twin)、ジョルジオ・モロダー(Giorgio Moroder)、ゲイリー・ニューマン、ソフト・セルなどの楽曲も収録

後、前から言おうと思ってたこと
こっちは時間や手間をかけてレビューを書いてるのに、ろくにいいね!もせずに片っ端からMark.Clipしてくる人がいます
そういう人は容赦なくブロックします
まずいいね!してからMarkなりClipなりしろや と自分だったらレビューを書いた相手に敬意を表していいね!してからMarkなりClipなりさせてもらいます
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