メイマーツインズ

キューブリックに魅せられた男のメイマーツインズのレビュー・感想・評価

3.0
”20世紀最高の映像作家 スタンリー・キューブリック〟

”2001年宇宙の旅〟”時計じかけのオレンジ〟”シャイニング〟…
彼の映画界への功績は興行収入では計れない崇高さがある…

そんな天才スタンリー・キューブリックに人生捧げた男、レオン・ヴィターリに焦点をあてたドキュメンタリー作品。

彼が”バリー・リンドン〟にキャストとして出演し、スタンリーの仕事ぶりに魅了され、絶頂期での俳優業引退。
その後、スタンリーに弟子入りを志願する。

すごい覚悟だ…

天才に仕えるのに、かなりの苦労の連続だったことが伝わってくる…

スタンリーが完璧主義者ゆえに、周りとかなり軋轢があったという…
実際、関係者のインタビューでもスタンリーへの辛辣な意見が多く、レオンが潤滑油のような大事な存在だったというエピソードは、とても興味深い。

”アイズ・ワイド・シャット〟は撮影は終わっていたものの、スタンリーの急死で、レオンが最後の仕上げをしている。かなりのプレッシャーだったようだ…

レオン・ヴィターリ

スタンリー・キューブリックの名作の裏には彼の存在があった!