天豆てんまめ

キューブリックに魅せられた男の天豆てんまめのレビュー・感想・評価

3.6
狂気の天才キューブリックの

アシスタントになるとは

24時間365日を彼に捧げること。

きつい。きつい。あまりにきつい。

ある意味、地獄の黙示録日誌。

もはや彼は「バリーリンドン」の才能豊かな俳優にあらず。

究極のブラック企業の100倍地獄。

1対1で狂気の天才の要望を叶える為、他すべての関係者を敵に回し、虐げられ、そして玄関で倒れて2時間気絶して、また仕事の毎日。

キューブリックの死後も全スタッフとハリウッドメジャーと対峙してキューブリックの美学を後世に遺そうとした。

その献身こそ狂気。

この現場を超えた彼に怖いものはない。

人生終幕を前にして清々しささえ感じる。

私はキューブリックの元では半日持ちませんね。

自分の人生生きたいです 笑

映画業界に興味ある方必見!笑