あの「ハロウィン」シリーズ最新作で今回は2作目以降のシリーズを無かったことにして一作目の直接の続編として制作された作品ですね。といっても一作目のラストとも微妙に違ってるような気もしますね。ルーミス先生に撃たれて二階から転落したけど姿を消して終わったのが普通に逮捕されて精神病院にいますし。
まずオープニングがいいですね、マイケルに面会に来たジャーナリストの男女があのマスクを見せるもマイケル本人は微動だにしないが周りの患者や犬が興奮状態になって騒ぎ出すという、「邪悪な者が目覚めた感」が半端じゃなくていいです。そこからのあのテーマ曲とタイトルが流れるのも最高です。
前半はマイケル帰還に備えるローリとその家族が描かれ、テンポがゆっくり目なので退屈する人もいるかもしれませんが、マイケル脱走からハドンフィールドで気の向くまま殺戮を行うマイケルの姿は恐ろしいですね。
ガソリンスタンドでの殺戮の後、あのマスクを再び被るシーンも最高ですね。ブギーマンが帰ってきたという感じで。こういうメジャー配給映画でガッツリ子供殺すシーンがあるのはビックリしました。
直接的なグロ描写はあまりないですが、人間ジャコランタン等のシーンは印象に残りますね。
後半の要塞と化したローリ家での親子三代によるブギーマンとのどっちが被害者で加害者かわからない過激で壮絶な戦いは最高にテンション上がりました。
一作目のラストや暗闇に浮かぶマイケルの白いマスク等のシーンをマイケルとローリの立ち位置を逆転させて描いてるのも面白いですね。「ハッピーハロウィン、マイケル」や「ガッチャ！」は本当に最高過ぎです。
「ハロウィン」続編としては期待以上に楽しめました。残り二部作も期待大です。
