評価は低いものの、結構楽しめた作品。
確かに難解とか雑とか言われても致し方ない内容ではありますが、要は地球を終焉から守るために一人の男が利用される話である。
何故、この男じゃないといけないのか？
そういった意見もありますが、死別した妻との"約束"を胸に抱えてること、愛する二人の娘とのわだかまり、癇癪持ちな性格だけど根はいい奴といった、あらゆる条件が合致して、主人公が適合者に選ばれたんではないかと思えば個人的にはなんら不思議ではなかったです。
ある科学者に娘を人質に取られ、その指示通りに目的を遂行してゆく主人公。
耳に埋め込まれたチップか何かで指示を出されたり、視界にはその娘に銃を向けられた映像を強制的に映されたり、完全にコントロールされていく様が怖い。
この科学者が何者なのかなどはイマイチ説明に欠けるんですが、利用される主人公に同情してしまうんです。
娘との距離感も切ない。
そして、段々と宇宙規模な壮大な展開へ！
とはいっても期待しすぎないでね。
ラストは救いがあるのか、ないのかは捉えようによります。
VFXには見応えがありましたし、娘も可愛いし、ストーリーに多少目を瞑れば観れない事はないと思います。
やりようによっては名作になり得たかもしれない。
ちなみにコメディ要素は一切ありません。
ずっとシリアスです。
さぁ、観るか、観ないかはあなた次第だ！
