ボヘミアン・ラプソディのエンドロール、Don’t stop me nowのフレディのキュートさにガツンとやられ、Queen沼にハマってはや数年…
フレディの大事なお友達、エルトンの伝記ミュージカル映画を観る。
ミュージカルシーンも迫力とワクワク感があったし、構成的にもAAでのエルトンの自分語りを絵にしていく形が良かったと思う。
さほど期待していなかったけど、タロン・エガートンの変貌ぶり（禿げっぷり？）を見ているだけでも楽しかったし、周りの人たちのキャラ（エルトンに対する気持ち）がハッキリしててブレないので、悪い展開も予想がつくし、この人は絶対に救ってくれると安心しながら観られたので、ボラプのように切なくならずに済んだ。
エルトンは今も生きているから過剰にドラマチックにもなってないし、エルトンの伝記映画として観るよりは、稀有な才能とありのままに愛されることへの渇望を抱えたミュージシャンを主人公にした創作映画として観るほうが素直に楽しめるかも。
タロン・エガートンの歌唱力も声も評価はするけど、本物には到底敵わず、歌唱シーンがあるたびにエルトンの本当の歌声が聴きたくなる。そこだけが物足りなかった。
