C和夫

ロケットマンのC和夫のレビュー・感想・評価

ロケットマン(2019年製作の映画)
5.0
まだ生きてる人、の伝記映画なんて、過去にあっただろうか?
残念ながら日本では、エルトンジョンの偉大さがわからないみたい。
ダイアナの葬儀の主役はエルトンだったし、マッカートニーは呼ばれてないし、
持ち歌の替え歌をダイアナに捧げたし。
...
展開の速さが素晴らしく、長くは感じなかったし、端折った感じもなく、
うまく編集されてた(と感じたのは、エルトンの音楽を聴いて知ってるから)
...
母親がエルビスのデビュー盤のレコードを見せて、エルトンもそれに賛同してる場面なんて、
「ロックンロールの歴史」
を説明してる場面であって、そういうのが理解できてないと楽しめないと思う。
「ピアノの上にビールのジョッキを置かないで!」
という場面でかかる
Saturday night's alright for fighting
(土曜の夜はケンカ上等)
この場面で、少年の役から、この映画の主役のタロンに変わる。
ここの展開が素晴らしい!
エルトンディーンという名の友達?の姓を勝手に名乗って、
レコード会社の担当が
「で?」
「エルトン、なに?」
と姓名の姓ではなく名のほうを聞くと、カメラがビートルズのレコードジャケットだかポスターだかにズームしてって、
4人の写真のうちの、ジョンレノンの顔だけが光ってる。
そして、そこでエルトンは超テキトーに
「ジョン」
と答える。
こういう場面も、まさに
「ロックンロールの歴史」
...
ミュージカルであり、突然、歌い出すのがついていけない、
などと感じる人もいるだろうけど、歌詞などがその場面にぴったりだからなのであって、
そういう意味では、やはりエルトンの音楽を事前に聴いてないと楽しめない。
Your Song
は、やっぱり永遠の名曲だね。
Someone saved my life tonight
が出てこなかったね?
女性と結婚した場面で。。。
そこが唯一の謎
...
とにかく、エルトンの音楽を聴いてください。
でなきゃ、見る意味無いっす、マジで。。。
C和夫

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