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ロケットマンのoimoのネタバレレビュー・内容・結末

ロケットマン(2019年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

御本人がエグゼクティブプロデューサーを務めるエルトン・ジョンの伝記ミュージカル。

Netflixかアマプラで無料配信中に初めて出会って衝撃を受け、泣きながら3日連続周回。いつの間にか無料期間が終了してたので絶対また観るだろうしなとBlu-rayを購入。今日改めて再鑑賞したけど、この作品は本当に胸に堪える…。

とりあえず、ロックとミュージカルの組み合わせってやっぱり最高~~~!!!

世代的にエルトン・ジョンの音楽にはあまり馴染みが無いんだけど、それでもどこかで一度は耳にしたことがある楽曲達が見事にストーリーを彩っていて、しかも各曲毎に展開するそれぞれ違った演出が物語に本当によくマッチしていて、更にタロン・エガートンの渾身の歌唱力と演技力も相俟って…初鑑賞時はもうほぼほぼ泣いてた😭

幼い頃から愛情に恵まれなかった少年が成長して様々な出会いを重ねながらも、癒えない心の傷と孤独を拗らせて破滅へ向かって行く…。
これはエルトン・ジョンの物語だけど、今を生きる殆どの大人に共感出来る部分があるんじゃないかなぁ。

真っ赤な悪魔の姿で登場して心の傷と向き合う度少しずつ装備品を削ぎ落として人間の姿に戻って行き、水底に沈めたまま誰にも抱き締めて貰えなかったレジー少年をぎゅっと抱き締めてようやく完全な自分を取り戻すラスト。
他人や他人の評価に依存することなく心の穴を自分で埋めて前を向けたエルトンは本当に強い人だ。恵まれてて元から強い人よりも、私にはそういう人の方が魅力的に見えます。



あと少年エルトン役で『HEARTSTOPPER』のニック役キット・コナー君が歌声を披露してくれてるのもめちゃくちゃ良…でした🫨💗
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