エルトン・ジョンの半生を描いたミュージカル映画。
うまい構成で、そう紡いでいくのね!と思わずハッとして、半生を色々ぶっ飛ばしていくのもスッと最後まで観れた。
がっつり知ってたわけではなかったので、「えーそうなんやー!え、めちゃツライやん、めちゃ悲しいやん」なところがたくさんあった。
ド派手なファッションやパフォーマンスはすごいけど、それがまた悲しくなるやん。
あと、あの「めっちゃええメロディ〜〜」て小さい頃に思ってた曲が彼の作品だったという発見!笑 「類稀な大いなる才能を持つ者の栄光と、その裏にあった孤独と絶望」という、よくあると言えばよくあるのだけど。
彼の場合は、親から始まって、色んな人とすれ違っていったのが、もどかしく悲しいなぁと。
同性愛者というところもあるけど、私的には、親との関係、特に父親との関係が一番重く引っかかったな。。。
そして、だからこそ、最後の方、
子どもの頃の自分を抱きしめるシーンが涙涙でした。。。
ようやく過去の自分を受け入れて抱きしめてあげられるようになったんやなって。
で、色々あったけど、本当の自分、過去の自分を受け入れてsurvive!
I'm still standing!!!!
…てところが、この映画のテーマの一つなのかな。
本当の自分を救うのは、過去の自分を救うのは、自分なんだよっていうか。
そのために、周りからの助けや愛は必要なんだけど、でも、手を差し伸べてもらっても、這い上がるのは、自分なんだよっていうか。
自分で立ち直るよう、手を差し伸べて促したのが、彼のそばにいた、理解者で音楽的パートナー、ブラザーのバーニーだったのもよかった。
そうやって自分で底から脱していくパワーは、すごい。。。
観た人への応援になればいいなと。
そして、何より!!
主役のタロン・エガートンすごかった!
演技(老けていく、弱っていくところも含めて)、歌(似てるわけではないけど、伝わる歌)、そして、、、毛髪!!!
エルトン・ジョンは、素晴らしいメロディメーカーだなぁと改めて思った。
そして、エルトン・ジョンをしっかり生きているんだなと。
もっと作品聴いてみたくなった!
てか、THE WHOのpinball wizardのカバーしてたんやなぁ。