てれ

ロケットマンのてれのレビュー・感想・評価

ロケットマン(2019年製作の映画)
5.0
最高!
イギリスのミュージシャン、エルトン・ジョンの伝記映画とだけの予備知識だったのでミュージカル調だったのは意外だったけど、それが凄く楽しかった。それぞれの場面での音楽の使い方が本当に上手。

両親の仲が悪く、愛を感じられない環境で育った少年レジーがピアノに出会いのめり込んでゆく姿に胸を締め付けられた。レジーが大人になってエルトン・ジョンの名でスターとして成功してもずっと愛に飢えていて…彼にとって愛を得ることは、スターになることよりもずっと難しかったものなのだと思い、本当に苦しかった。
どん底から立ち上がったエルトンの姿を通して、心に深い傷を負った過去の自分を愛し認めることの必要さを教えてくれる。個人的にかなり共感できた映画だった。
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