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ロケットマンのStarstreamerのレビュー・感想・評価

ロケットマン(2019年製作の映画)
3.6
表題の通り、稀代のミュージシャンエルトン・ジョンの半生を描いた作品。
自分は彼の音楽は殆ど聞いた事が無く、監督がボヘミアン・ラプソディを手がけたこともあって、ミュージカル要素はあっても伝記としての側面の方が多いと思っで見たが、ミュージカルパートが殆どで、重要であるはず(自分では)の結婚生活や、曲が出来ていくプロセスが中抜きになっていた。ただ前から聴いておけばノレたのかもしれないが。そういった場面の代わりに長々と男色のシーンが挿入されていたりで、理解するのが大変だった。
しかし、主演のタロン・エガートンが歌も担当していたり、エルトンが華々しい衣装とは一線を画すようにアルコールやドラッグに溺れていく姿は生々しく、少年時代の暗い思い出に苛まれていた様子が伝わってきた。もしかしたら、ミュージカルパートは彼の頭の中で描いていた光景なのかもしれない。もしそうなのであれば自分の評価も上がるかも。
伝記映画として期待したからこの評価なので、別の側面から捉えて観るべきだったと後悔。
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