北野武らしさはとても感じる。
極端に少ないセリフ、ほぼフィックスのカメラワーク、ポカポカ殺して殺される。シリアスなんだけどコミカル。
でも何なんだろう、この作品は圧倒的に入り込めない。ぎくしゃくしてる。前半のたけし軍団のほのぼの休日。後半突然たけしが出てきて緊張感が走る。渡嘉敷の抜けた感じと相まってコミカルな空気が漂うも、女を殴る蹴る、殺しにレイプと、水を浴びせるようなたけし節。いや、コミカルっちゃコミカル何だけど、もはや悪趣味ですらある。
最後は石田ゆりこ子まで道連れにせんでも。
何考えてるか分からん、うすらバカの危険な衝動。キレる17歳思い出した。