たこす丼

3-4x10月のたこす丼のレビュー・感想・評価

3-4x10月(1990年製作の映画)
4.6
鬱屈とした青年期(換言すればもてぬ青年の悲哀)、たまの代打でも見逃し三振、そんな空回りの日々が「振らなきゃ始まんないよ」の一言で全てが動き出す。武の問題意識に復讐はとても大きなキーワードになるのだろうけれども、これはやはり健在。可愛いヒロインも。まさかこんなに泣かされるとは思わなかった。こんな最期でも、俺なんかより主人公の方が何億倍もいい人生してる。ラストで一気に感情が湧き出してきた。武らしいシュールなネタも多くて芸術性も非常に高い作品。
たこす丼

たこす丼