サマータイムブルース

キングダムのサマータイムブルースのレビュー・感想・評価

キングダム(2019年製作の映画)
3.2
原作は未読です
最近Ⅱが評判いいので、興味が湧いてまずはⅠを視聴

原作の漫画を読んでいる方には、その世界観やキャラクターのイメージが合う、合わない、あるのかな、私にはそんな思い入れはないので素の状態で見ました

普通この手のヒーローものはスター・ウォーズでもバットマンでも、古今東西、達人の師がいて、厳しい修行を経たのちに自らも成長していくものだと思っていたのですが、信(山崎賢人さん)と漂(吉沢亮さん)は2人でチャンバラをするだけ
えっ!?マジ!?

見ていて、初めのうちはスケールが大きくて、おお、これはっ、ついに邦画もここまで来たかっ、て思えるようなとこもありましたけど、原作が漫画だからか、だんだん漫画チックで幼稚に思えてきました

とにかく過剰な演出がウザい
まるで舞台を見てるよう
特に信のセリフはいつも叫んでるパターンが多くて、見ていて疲れる
吹き出しにすると→💭ではなくて、100%→🗯な感じ
わかるかな?
実際の漫画はどうなんだろう
うるさくて、思わずボリュームを下げてしまいました

むしろ嬴政/漂役の吉沢亮さんの抑えたクールな演技が良かったです
まあこれはキャラの設定に合わせて演技指導受けてるのだろうから、役者さんたちのせいではないと思うけど

楊端和(長澤まさみさん)の登場にはおおーっ!!てなりました
一気に画が華やかになりますね
長澤まさみさんと、あと、大沢たかおさんにはちょっとした役者のオーラみたいのを感じました

アクションシーンは良かったです
30年前だったらただのチャンバラになりそうなとこも、今風に仕上がってました
ただ、いかにもなワイアーアクションはそろそろやめてほしいかな(笑)

ここまでで漫画だとまだ序盤なの?
本場、中国の方が見たらどう感じるのか聞いてみたい

ハリウッドはちょっと飽和状態な気がします
日本の漫画の世界て、無限の可能性を秘めていて、素晴らしい文化だと思います
良い漫画はどんどん映画化して、世界に発信して欲しいなと思いました