まりか

キングダムのまりかのネタバレレビュー・内容・結末

キングダム(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます


中国春秋戦国時代、奴隷の身分であった少年信と漂は、奴隷から解放され天下の大将軍になることを夢見て日々稽古に打ち込んでいた。ある日、剣術の稽古をする二人の前に秦国王に使える大臣・昌分君が現れる。そして、漂を王宮へ仕えさせたいと言う。信と漂は再度会う約束をし別れる。しかし、ある晩に漂は瀕死の状態で信の元へ戻ってくる。そして信に地図を渡した後「私を天下に連れて行ってほしい。」と言い残して亡くなってしまう。信は漂から受け取った地図を頼りに目的の場所まで走っていく。すると、そこには死んだはずの漂が佇んでいた。それは若き秦の国王、嬴政だった。そして、彼は信に衝撃の事実を伝える。

漫画を全く読まずに望みましたが、大変見やすかった。漂への復讐に燃える信や行動がミステリアスな大将軍の王騎。そして、漂と瓜二つの嬴政など皆登場人物が魅力的。

個人的はとにかく山の民がかっこいい。コスチュームから圧倒的な強さ、そしてそれらを束ねる楊端和が美しい。信が山の民の一人であるバジオウと一緒に戦う内に、友情が少し芽生えるのが良かった。

そして河了貂が可愛い。ちまちま動きながら、たまに敵を倒すのが良かった。1回でもいいからすごい活躍する所を見てみたいです。

好きなシーン

・嬴政の弟である成蟜がいる王都を目指すため、山の民に化ける信が仮面をつけるのに「この仮面嫌だ!!」とごねるシーン。

・山の民が王都の人間と戦うシーン。最初は弓矢でやられて倒れるが、楊端和の一声で復活するシーン。

・漂と信が剣で稽古するシーン。不意打ちで漂が勝った時に嬉しそうに喜ぶ顔や、中々起き上がらない信に対して心配するシーン。

・昌文君の軍と合流した嬴政が作戦を練るシーン。河了貂が料理を振舞っていて、昌文君の軍人が美味しそうに食べるシーンも素敵。

終わり方を見て、これは続編がありそうと思っていただけに大変嬉しい。次はこの迫力満載のアクションシーンをぜひ映画館で見てみたい。

漫画を読む気にはならないけれど、有名な俳優が出ているから観てみようかなと思う方におすすめです。
まりか

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