中古のパソコンを拾ったマタイアスは、友人とオンラインパーティ中に、それが殺人サークルのメンバーの持ち物であることに気がつく。持ち主に彼女の命を握られ、返却のために奔走するが、事態を知った殺人サークルのメンバーが、存在を知ってしまったマタイアスの友人を次々と始末していく...というストーリーのサスペンスホラー。
PC画面上で進行するのが特徴で、今回は仮想通貨ウォレットや自動書記サービスなど最近発展してきた技術も登場して面白い。でも相変わらずメリケンは皆Facebookが好きなんだな。
総じて前作よりクズキャラが少なくなって感情移入がしやすく、オカルトホラーからサイコスリラーに路線変更したこともあって新鮮で面白かった。
でも前作と同様、PC画面ならではの恐怖っていう視点ではまだ色々やりようがあるように思った。というか、純粋な怖さだと前作の方が上だと思う。
主人公は落とし物を盗んだ落ち度はあれど、他の友人は総じて協力的で良いやつだし、犯人が凶悪なので今回はみんな可哀想な感じがあった。
途中で犯人が自分の手を全く汚さずにパソコンのハッキングのみを利用して殺害を行うシーンがあり、鮮やかな手際に感心してしまった。
相手が人間ってこともあるし、ラストは何か一矢報いて欲しかった感じはあるかな〜。あと、ジャケットの画像インパクトあるけど、こんなシーンあったかな?
■共通項目
脚本:☆☆☆
映像:☆☆☆☆
音楽:☆☆☆
役者:☆☆☆
キャラクター:☆☆☆
オリジナリティ:☆☆☆☆
個人的好き度:☆☆☆
■ジャンル項目(ホラー、スリラー、サスペンス)
ビックリ度:☆☆☆
ドキドキ度:☆☆☆
ピタゴラ度:☆☆☆☆
(恐怖度:25)