きき

ザ・ファブルのききのレビュー・感想・評価

ザ・ファブル(2019年製作の映画)
2.8
劇場観逃し組。
同名漫画を江口カン監督が映画化、主演は岡田准一、共演に木村文乃、柳楽優弥、佐藤浩市など、名演者揃い。

暗殺者の世界でも伝説とされている"ファブル"と呼ばれる男(岡田准一)。
彼は幼い頃からボス(佐藤浩市)に育てられ、彼の命令は絶対だった。
そんな彼から下された新たな命令は、「一年間、大阪で一般人として暮らせ。その間に誰一人殺してはいけない。」というもの。
仕事のパートナー(木村文乃)と兄妹として過ごすことになり、普通とは何か、を考えながら手探りで生活を始めるも、暴力団の争いに巻き込まれていく。

というお話。

一作目の時はそんなに興味なかったのだけど、続編のトレーラーを何度も目にするようになって観たくなった作品。
観ようか悩んでそのまま忘れてたところだし、プライムに入ったからラッキー!

冒頭の漫画のような演出はなかなか良かった。
あ、面白そう、と思わせてくれる。

でも、割とすぐに失速しちゃって、最初はその緩めのテンポが分からず、いまいちかなぁ、と思ってしまう。
岡田くん演じるファブルの好きな芸人がやるギャグも面白くない(のを、宮川大輔が演じていて、その事実自体は面白い)し、あまりに一般人離れした感覚も掴めずに、?となることも否めず。

でも、とにかくキャストが豪華…!
何これ、こんなに色んな人出てるの?!となるくらい、次から次へと知った顔が出てくるので、そこは飽きさせないなぁ、と◎

個人的には安田さんの演技良くてもっと観たくなった〜✧‧˚
柳楽優弥も最初は良かったから、もう少し後半活躍してほしかったなぁ。ちょっと失速気味だったと思う…それでもあの怪演は流石!
福士くんはあぁいった役が似合うなぁ…サイコパスっぽい⁽⁽( ˊᵕˋ )⁾⁾

全体的に可もなく不可もなく、あまり深みがないので内容は置いておいて。
やっぱりメインのアクションが凄いのだけは分かった。笑
ファイトシーンは流石!!
だけど、見せ場だからか尺が長いのと、岡田くん速すぎて何してるかわからんかったな…笑
ファイトコリオグラファーだもんね、本当に凄いなぁ。

ただ、木村文乃の使い方がもったいなさすぎて…!
彼女の役目がよく分からなかった。
もったいなさ過ぎるから、次作ではもっと上手く動かしてほしい。

記録 : 2020年294本目。
きき

きき