おバカ犬

ザ・ファブルのおバカ犬のレビュー・感想・評価

ザ・ファブル(2019年製作の映画)
3.5
『ザ・ファブル』をレビュー。原作既読。面白いよね。原作が面白すぎるがゆえにちょっと穿ったレビューになっていると思うのでスイマセン。あと、原作のネタバレはしませんが原作のこと一切知りたくないよ!って方はスルーしてね。

"伝説の殺し屋組織ファブルに属する男女が一般人の感覚を養うため、大阪で1年間殺し禁止の生活をする"というストーリー。

思ったより極道の香りがプンプンする過激な作品になっていた。でもVシネマとしてではなく人気俳優やコミカルな雰囲気を使って、うまく若年層も取り込めたのではないでしょうか。

福士蒼汰演じる殺し屋(フード)や向井理演じる砂川が原作の100倍目立っていた。そもそも砂川なんてただのハゲのおっさんやのに…。でもそんなんじゃ映像として映えないし、やはり二枚目を使うのは新規層を取り入れるのに大切なことなので許そう。アクションも良かったしね。

一方、そのせいで最も活きる"ファブルの最強感"というものが損なわれてしまったのは残念である。どんな相手でも6秒で殺す割に、フードにかなり手こずっていた。

あと、冒頭のよーわからんテロップみたいなのついた戦闘観た時ちょっと不安になったけど、引きずらなくて良かった〜。

終盤、ヤクザが押し寄せるゾンビ映画になってて笑っちゃったぜ!以上!
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