本作鑑賞時には原作未読。
原作を読んでいないので予習不足だったと反省はするものの
すっごく退屈。
何が一番問題って物語の推進力が限りなく弱いこと。
おそらく原作既読者にとっては
あのエピソードが！あのキャラが！となると思うんだけど
何せ原作未読なもので物語が展開するまでの90分くらいは限りなく苦痛。
ただダラダラとエピソードっぽいなにかが出ているだけで
とにかく無駄で退屈な時間が流れる。
でまた映画全体のトーンが全く統一されていないのも散漫。
斬新な冒頭の文字付きのアクションは一回こっきり
あとは「ジョンウィック」風アクション。
音楽もいかにも「パルプフィクション」オマージュを
ちょっと散りばめただけでもうダッサダサ。
何よりキャラクターに何にも魅力がない。
これは原作のキャラ批判ではないよ、原作は漫画媒体だからね。
主人公の一般常識を全く知らない殺し屋というのは全然アリだけど
少なくとも実写映画においては
目を大きく見開いてナイフ舐めるような殺し屋って
もう登場してきただけでダサいよね。
そしてヒロインの行動するだけで主人公の足を引っ張りまくる感じ
本当に辟易とする。
木村文乃の演じる殺し屋仲間ももう少し上手く活用する方法あっただろ。
改めて書くけどあくまでも原作未読者の感想であって
既読者なら楽しめる要素はいっぱいあったかもしれないことだけは確か。
と、締めくくりたいところなんだけど
このあと続編映画公開前に原作の漫画を全て楽しく読んだ結果、
いよいよ原作漫画の良さも消している作品という評価に。
原作から軒並みキャラクター変わってるし。
なんだこりゃ。
