Genichiro

さよならくちびるのGenichiroのレビュー・感想・評価

さよならくちびる(2019年製作の映画)
2.0
今さらこれ見てる俺えらい。そして当時これを劇場で見て必死に耐えながら最後まで見た人らはもっとえらい。序盤のライブでの「レオ結婚してー」の声、オードリーの選挙ネタかよ!そして、最初に成田凌が映るシーン。彼がどういう役割かということを示すカットで爆笑!!あんなの無いでしょ、ステージにあんなやる気ない顔でタンバリン振るやつがいるの?今どきアコギ2本のフォークデュオって。趣味の良さを徹底的に排した音楽映画にしたかったのか?レコ屋でばったり会うシーンの恥ずかしさ!!嘘やろ、、曲先なのか詞先なのかしらんけど、とにかく曲を作る過程が見えてこない。どう考えても既にできてる曲を練習してる人にしか見えない。あいみょん、好きな曲もあるけど『ロックなんか聞かない』とかほんと嫌だなー。「今の時代にこんなにアナクロで反時代的なことをやる切実さ」が見えない。なぜなら日本ではいまだにフォークロックの延長みたいな音楽が売れてるしメジャーだから(もちろん世界的には全然違う)。磯部涼が「日本の若者は永遠にフォークロックを歌うループに入っている」とツイートしてたのを思い出す。こんな人ら、今の日本にいっぱいいるよ。陳腐極まりない。小松菜奈は素晴らしかった、門脇麦と二人で映ってるシーンはどれもいい。こういう余計なことせず、ちゃんと手腕を見せれてるところは良いんだけど。始まり方とか期待しちゃったんだけどなー。何度も出てくるあの集合場所を『キッズリターン』のランニングの道筋のように見せることができなかったのはとにかく残念。
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