このレビューはネタバレを含みます
一流の楽曲が5分程度で伝えられるエモさや人情味や余韻を、水とタバコ煙で薄めまくったような脚本でびっくり。バンド映画ってこんな薄くていいのか。とりあえず仲違いさせて最後はくっつけて歌わせればいいのか。車のシーンとタバコのシーンで空気感作っとけばいいのか。適当にボーカルを才能ある同性愛者設定にすれば良いんか……ボヘミアンラプソディーを300倍希釈したのかという薄味。酷いよ!
かろうじて良い点を探すとしたらメイン女優二人の演技力。
でもこの二人がなまじリアル路線の演技なだけに、他のペラペラ深堀なしキャラの言動が違和感を生んでしょうがなかった。あんな失礼なだけのインタビュアーいるわけないだろ~い!インタビューされて突然カメラ前でハモる謎の百合がいるわけないだろーい!