じんやちゃん

さよならくちびるのじんやちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

さよならくちびる(2019年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

・感想
これ、バチバチの喧嘩話です。
これ、本当です。
タンバリンをちっちゃく振る成田凌、多分レアですよ!
2019年の映画という事で、何よりもライブハウスでの観客の姿を見て、新型コロナウイルスが流行る前を思い出しました。
ほんと一瞬ですが、大原櫻子とLUCKY TAPESの高橋海のコラボに見えました。
ってか小松菜奈って人間国宝級すねまじ。
女子高校生役の方も泣ける演技ができるの凄い!
カレーを注文していたのってあの時の想い出があるからなのかな。音楽好きには刺さる箇所がいくつかありました。他の方もコメントされていましたが、ソラニンが観たくなります。
正直、全体を通して感動はあまり感じられませんでしたが、意外と続編があれば観てみたい気もします。

・考察etc...
あらすじ(ネタバレ含む)としては、全く性格の違うハルとレオ。ハルがクリーニング店のバイト先で叱られていたレオを音楽に誘い、ユニットを結成します。最初はうまくいっていた2人も、性格が違う事や、お互いの才能や性格にそれぞれ嫉妬をしたり、付人のシマとの三角関係によって関係は崩壊。ユニットは解散ライブを決行します。伝えたい事として、単純に男女のもつれや活動を続ける事自体の難しさも描かれていましたが、それ以上に、失ってから初めてその存在の大きさ・大切さに気づく事があるという意味が込められているのではないかと思いました。
特に音楽をやっていた人は、ネガティブな部分も含めて共感できる場面や、逆に興奮して楽しめる場面もあるかと思います。
ただ、テーマが人間物語で、拗れてしまったユニットと付き人の話なので、全体的に楽しい音楽映画というイメージとは異なります。