さよならくちびるの上野のネタバレレビュー・内容・結末

まず2人を応援しようと思えないというかデュオとしての2人の魅力がわからない。ハモリが凄いとかでもないし、ハル1人でいいんじゃない？っていう…。

そもそもハルがレオを誘った理由もわかんないし。顔だけ見て「歌いたそうにしてたから」でデュオになるまで行く？？？中盤の「ハルの役に立てるなら」とかいってレオがハルにキスして、ハルが拒絶するシーンも意味わかんないし。どのタイミングでレオはハルの気持ちに気づいてたの？

ずーっとなんで入ってるのかわからないシーンばっかり。なんかすぐキスしたり殴ったり泣いたりしてるけど、なんでそういう風に感情が動いたのかが分からない。

シマがハルにキス→ハル「同情するな！」→シマ「同情じゃねぇよ」→平手打ちしてもう一度キス(見直したくないからちょっと間違ってたらごめん)

何が起きた？って感じだったんだけど…。この感じハルはシマの気持ちに気付いてないんだよね。てことは自分に対して恋愛感情のない男が慰めでキスしてきたと解釈してるの？普通「やめて」とか「何すんだ」って言うだろ。バンド界隈ってそんな治安終わってんのか。それとも私が知らないうちにキスって異性を慰める感情表現方法になったの？

そもそも時系列もわからないし。
レオの髪型で判断するしかないってこと？でも観客は一々この時のレオの髪型は…って覚えてられないんだよ。私はハルレオのキスシーンとレオが変な男にひっかかってシマがアパートから突き落とされてたシーンの時系列すらわかってないよ。

ラストライブもそれまでの3人の恋愛感情がどこかで精算された訳でもないのに、なんでいい雰囲気になってるの？直前にシマの元バンド仲間が死んだのもハルレオだけで函館まで行ったのも、映画の内容に何一つ意味を与えてないと思うし。
最後の最後ハルレオが戻ってきて解散がなあなあになった所で「は？？？？？」って言っちゃったよ。本当になんでそうなるのかが分からない。

登場人物が私とは違うタイプの人間でも共感することはある。でも今回の映画は本当に何一つ共感できなかった。というか何が起こってるのか、どうしてそうなるのかの説明が少なすぎて話についていけなかった。
二度とみません。