ストーリーはなんてことないけど、3人それぞれ精いっぱい生きているその生きざまが愛おしい。門脇麦、小松菜奈、成田凌のトリオがさすがの実力を発揮して、ハル、レオ、シマがそれぞれ魅力的で切ないキャラクターになっている。 ハルが作ったハヤシライス（?)をレオと2人で食べるシーン、レオが涙する時、思わずいっしょに泣いてしまった。まだ最初の方で話もよく見えてなかったのになんでだろ。
3人が車に乗っていて誰も何も喋らない時間が好きだった。ロードムービーならではの静かな時間。映画全体の雰囲気を作っている。
劇中の歌もすてき。言いようのないモヤモヤがスッと地面に足をつけるようにして言葉になり、美しいメロディに載せられる。秦基博、あいみょんに拍手。
