優しさ、音楽、小松菜奈。好きなものTOP3が全部入りなので好きにならざるを得ない。
様々な人物や状態を一面的に描いてから徐々にその背景情報を開示していく構成が嬉しい。興味が絶えないし、多面的に人物を描いてくれると優しくなれる。劇中で『誰にだって訳がある』という楽曲とその曲に込められた思いが明かされるが、まさしくその通りで、人間の生き方の全てを善悪、成功失敗ではなく認めてくれるような優しい映画だった。
物語の構成以外にも、一つ一つの場面で画面外への興味があったり、結末から語られたり、重要な場面の意図的な省略があったりと、常に驚きと興味を持たせる力が凄い。運動にも意思が込められており、おもしろい。
ミクロな部分の新鮮さをとても感じる。
音楽(ライブ)で持ってくパワープレイ、悔しいけど絶対に感動してしまう。歌い手と聴き手が場と気持ちを共有するという事象がすでに輝きを帯びてるので。
小松菜奈。日本で一番顔が好き。レオの人物像と顔が好きすぎてガチ恋してしまいそう。シマもほんとにいい奴。人物のことを好きになれる時点で満点。
反復のショットと風景のショットが多いのが印象的。
1週間ほど映画から離れていたが、やっぱり映画最高。