まる

さよならくちびるのまるのレビュー・感想・評価

さよならくちびる(2019年製作の映画)
4.0
好きだ!無音×映像で詩が登場する演出が、良い。
歌も素敵です。

JK二人のインタビュー何々?すぎたけど。
門脇麦と小松菜奈の演技はとっても自然で。成田凌も久々に見たけどこういう役似合うな~。

俺はお前に笑っててほしい
あなたの為ならなんだってする
あなたがあなたでいてくれたらそれでいい
↑エゴの大錯綜大会でとんでもないことになっている。
相手を思っているようで自分の理想を押し付けているけど、しんどい。幸せになってほしい、幸せでいたい、が大騒ぎしている。

音楽をやってきた三人だから。後悔してないしこれからもしないという言葉の重みはあった。

ハルがレオにギター教えてるシーン大好きです。
志摩のキスの避け方!!!!!!!!ぐっ!!!!!!!!!

売れるって音楽で食べていくってきっと本当に狭き門で、そこに至れずに挫折した者がたくさんいて、でも、誰かにしっかり届いてはいて。食ってはいけないけど、誰かの記憶に残っている状態、きっとかなりしんどい。

「さよならくちびる 私は今初めてここにある痛みが愛だと知ったよ」
まさにこの映画の人間関係だった。残った傷み、傷つけあったこと、でも全部愛ですよね。

最後ってこんな感じだ。ちゃんと終わりが来てしまうんだ。
思ったより虚しいんだ。あっという間なんだ。そういう感じだ。すごく、共感性が高い。

音楽はじめ、創作で食っていくって、勤務時間とかじゃなくて、考えた受け取ったすべての時間がそれに振られるから、仕事というか、人生の面がでかすぎると思う。そりゃメンタルはすり減る。
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