菩薩

さよならくちびるの菩薩のレビュー・感想・評価

さよならくちびる(2019年製作の映画)
1.0
小松菜奈と門脇麦と成田凌とわざとらしさの同居。

解散が決まりながらツアーに出かける小松菜奈と門脇麦、運転手の成田凌、必然的にロードムービー化、わざとらしい。

煙草を吸う小松菜奈と門脇麦、煙草に火をつける元ホストの成田凌、わざとらしい。

歌を歌う門脇麦と小松菜奈、二人の後ろでやる気無くタンバリンを叩き弾けないギターを弾くんだぜな成田凌(電気グルーヴかよ)、わざとらしい。

小松菜奈のことが好きな門脇麦、成田凌のことが好きな小松菜奈、門脇麦のことが好きな成田凌、そんな3人と「ユニット内恋愛禁止」のルール、三角関係と百合、わざとらしい。

車内喫煙・飲食禁止、ユニット内恋愛禁止のルールが続々破られる中で、最終的にはハルレオ「解散」のルールが破れる当然のオチ、わざとらしい。


と、もう終始そんな感じ、しんどいよ本当に。コードの押さえ方にしたって、ひたすらユニゾンで歌うハルレオだって、いかにも「練習しました!」って感じが滲み出てて、だからなんだよとしか思えない、当たり前だろそんな事、褒められる事じゃない。ライブハウスをいちいち「ハコ」って言うのもキモいし、フォークデュオの前座がゴリゴリのパンクバンドとか意味分からんし、持ち曲3曲しかないのにそれだってあいみょんのテイストと秦基博のテイストに差があり過ぎる。わざとらしさを演出する事がドラマを作る事では無いだろ?面だけいい3人配置したらそれで映画はお終いじゃ無いだろ?ちょっと「音楽」としても「映画」としても低レベル過ぎる。試写で観た俺が言うのもなんだけど金払って時間割いてまで観るべき物でも観せるべき物でも無い、良心の欠片も無いクソ駄作、ダメ邦画の典型。
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