たいち

さよならくちびるのたいちのレビュー・感想・評価

さよならくちびる(2019年製作の映画)
3.4
青山シアターのオンライン試写会で鑑賞しました。

音楽映画好きなので楽しみにしてました。
とりあえず劇中の歌はどの歌もとてもいいです。
特に「さよならくちびる」が素晴らしい…。

主演の3人の演技も素晴らしく、
いびつな三人の関係性がひしひしと伝わってきました。
セリフがない独特の間が好きでした。
起伏がないストーリーが苦手な人は
ちょっとしんどいかもです。
ハル、レオ、シマの三角関係や
それぞれが抱えている想い、
お互いを大切に思っていること、
それぞれの不器用さ…
その感じが好きでした。

ストーリーはもう少しそれぞれの関係性を
深掘りしてみてもよかったかなと思いました。
あまり語りすぎず観る側にゆだねたかったのかも?

ハルとレオがお互いに引かれ合い、
音楽を通してその関係性を深めていく。
シマと知り合いその関係性が複雑に絡み合っていく。
そういった部分をもっとじっくり見せてから
ラストライブのシーンを持ってきたら
個人的にはもっとよかったのかなーと…。
回想が意外とあっさりしてるかなーと思いました。


ラストは好きな終わり方でした。
たいち

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