回想シーンでご飯3杯いける

バオの回想シーンでご飯3杯いけるのネタバレレビュー・内容・結末

バオ(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

「シャン・チー/テン・リングスの伝説」鑑賞前のウォーミングアップとして本作を鑑賞。

これって、小籠包に命が宿って、親子に近い愛が芽生える話では無くて、どうやら恋人ができたっぽい息子の事が心配な母親が見た夢の話なんだろうね。

夢の中では、実在の人間がちょっと違う姿で登場する事がたまにあるし、自分の行動も現実とは微妙に違う。そう考えると、皆さんがホラーだと言っている中盤のシーンにも納得がいく。

いわゆる「夢オチ」を思わせるシーンもしっかり描かれている。この夢をきっかけに、子離れして、一歩引いたところで息子を見守る優しい母親になる。つまり、小籠包ではなく、母親の成長を描いた作品なのだと思う。