自らの性被害と向き合う。
自分の記憶のなかでは"初めてのカレは大人の男性だった"と認識してたけど、数十年振りに読む自分の作文を読みながら記憶を手繰り寄せていく。
自分で選んでいたはずなのに、、辛い記憶が蘇ってくる。それは自分で処理しきれないほどの出来事だったから。
13歳の初潮も迎えていない少女と40程の男が愛し合って性行為？吐き気がする程気持ち悪い、劇中のシーンも見るに耐えない。
ビルはもちろん最低気持ち悪いけど、乗馬教室の先生ジェーンが何気に一番狂ってる。
思い出したくない記憶、自分を守るために蓋をした。兄弟の多い環境で両親からの愛に飢えていた彼女、男(ビリー)からの言葉にほだされてしまった。まだなにも分かってない13歳の子供、物事の善し悪しも正しく判別出来ない、それを学んでいく年齢なのに。
これは監督の実話を元に作成された作品。きっとここに来るまでも辛いことが多かっただろう。それでもこの作品で伝えたい事がきっと沢山あるんだと思う。受けとるものは見る人によってそれぞれなんだろうな。
