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The Domesticsのnyakoのレビュー・感想・評価

The Domestics(2018年製作の映画)
3.8
ディストピア設定やジャケ写のムードからてっきり胸糞悪めのスリラーだと思ってたら、
意外と爽やかなサバイバルスリラー。
クライモリ(リブート版)をこの後撮るマイク・P・ネルソン監督作品。
この作品ずっと観たいと思ってたけど、
アマプラ配信の購入でしか観る手段が無くてどうしようか悩んでた作品。
GYAO!さんが無料配信してくれたのでありがたい(GYAO!さん終わっちゃうの悲しい…)

政府による空からの猛毒散布により荒廃した世界。
生きながらえた人々たちもいたが、二代ギャングが勢力を伸ばし被虐の限りを尽くす中、ドメスティックス(その他の人たち)は自衛しなければ生きることが出来ない。
危険と知りながらも妻のたっての願いから、生死のわからない妻の両親を探しにミルウォーキーへの長く危険なロードトリップが始まる

印象としては女性が強いドラマ。
最初はお姫様のように夫から守られていた妻が、後半たくましく武闘派に変貌。夫たじたじしてた?ような気もするけど、逆転関係というよりは対等な関係へと変化してく

そんな中きらっと光っていたのが…
主人公の妻(相変わらずかわいいケイト・ボスワース)でもなく、献身的な夫(タイラー・ホークリン)でもなく…
謎めいた女性ベッツィ!(ソノヤ・ミズノ)
ギャングに捕まり動物用の発信機を体に埋め込まれ家畜みたいな目に遭うも…この人がめちゃんこ強い!
正体も意図も最後まで謎めいていて、ギャングに囚われてた女性たちを解放したり、主人公妻を影ながら援護したり(しかもそれ気づかれてませんから…!)と男前な美女。
最後までお見事な面構え!
活躍シーンがあまりにも短いのが残念

ストーリーは良心的な隣人と思いきや実は…な展開や意外と残虐な一面を持つ登場人物もいたり。
ガンアクションもテンポよく最後まで楽しかった〜
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