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The Domesticsのバロウズのレビュー・感想・評価

The Domestics(2018年製作の映画)
3.0
ケムトレイルやらで国民の大半が死滅、荒廃しヒャッハー集団であふれてしまったアメリカを舞台にした終末ロードムービー。

B級なのでいろいろと粗はありますが、なかなか手堅く作られてると思いました。
廃墟から物資を拾い集めながら旅をしていく感じはゲームの「Fallout」や「Last of Us」みたいで嫌いじゃないです。(ラジオDJはFallout3のスリードッグか?)

ツッコミどころとしては、まず奥さんの適応力が半端じゃないです。少し銃の使い方を教えてもらっただけで銃の名手になってるし、いつの間にか好戦的になってたり最終的には旦那より活躍してる。
自国民の大半を殺害したアメリカ政府がだんまりってあり得ない。
賭博場のロシアンルーレットは頭に当たるようにしとかなきゃ意味ないでしょ。
ソノヤミズノさんはカッコよかったけど行動原理がイマイチ謎。

あとバイオレンス、グロ成分が足りてないような。なんかそこそこの残酷描写で無難に済ませちゃってる感じ。
こんな世界なんだからもっと血みどろでもよかったと思うし、それこそFalloutのレイダーみたく輪切りにした生首をそこらじゅうに飾り付けたりバラバラ死体でオブジェ造っちゃうような狂ったギャングがいたほうが面白くなってたんじゃないでしょうか。
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