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The Domesticsのhi1oakiのレビュー・感想・評価

The Domestics(2018年製作の映画)
3.8
ポストアポカリプス物は大好物。“黙示録の後”のリセットされた世界で“自分はどうするだろうか”という妄想が楽しいじゃん。
この作品の終末度は『マッドマックス(1作目)』に近いかな。
そんな世界で不仲の夫婦が、イデオロギー(あるいは趣味趣向)毎に分かれたクラン同士の闘争に巻き込まながら奥さんの実家を目指す。
“ネイラーズ”
“プラウボーイズ”
“ギャンブラーズ”
“チェリーズ”
“シーツ”
…という終末コスプレバカギャング達(最高だ)がイカしててイカれてる車の数々(これも最高だ)を駆る。そんなのだいたい面白い。ストーリーはイマイチでも、映画の奥にいくらでも広がる世界観にワクワクできる。
空をバックに黒文字というエンドロールのセンスも好き。
『ラ・ラ・ランド』や『クレイジー・リッチ』にも出演している日系イギリス人のソノヤ・ミズノが演じるベッツィー(チェリーズ)、ハードボイルドでテンダーな戦う美女っぷりに惚れる。ちなみにThe Chemical Brothersの“Wide Open ft. Beck”のMVで踊ってるバレリーナが彼女です。
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