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ヘイト・ユー・ギブのkissenger800のレビュー・感想・評価

ヘイト・ユー・ギブ(2018年製作の映画)
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邦題だけでは原題The Hate U Giveのタテ読み=THUGを象徴するクライマックスの哀しみがまっっったく伝わらない悲しみよ。

Black Lives Matterってチャントしかり、"I can't breathe"ってセリフしかり、2年前のこの作品にはっきり組み込まれていて、昨日今日の話じゃねえ。ってあらためて分かるので見たほうがいい……んだけど、字幕にそこが載ってこないのは痛恨。

なお余談ですが原作のモデルになったオスカー・グラント事件(2009)を描いた『フルートベール駅で』(2013)の主演はマイケル・B・ジョーダン(キルモンガー)で、こっちはアンソニー・マッキー(ファルコン)が活躍して、これなんてMCU? な混線を味わうことができますけど、彼ら世代の俳優がフィクションを借りて伝えたいこと。が、こういう作品を通じて我々も理解できるレベルになるわけでね、MCU好きな人にこそおすすめしたい。
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