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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデンの百のレビュー・感想・評価

4.7
Dolby Cinemaで鑑賞。
夏に見逃して、めちゃくちゃ後悔していたら、今回たまたま再上映していたのですぐさま映画館へ。
私は普段アニメを全く見ないのだが、これは夏にある友達とネトフリの話になった時に、「ネトフリに入っているなら、ストレンジャーシングスとヴァイエヴァは見た方がいいよ」と言われたのがきっかけ。見事にどちらもハマった。私もアニメを見ない人にこれはオススメする。
多分、ジブリ以外で初めて劇場でみたアニメだと思う。私はあまり作画とかよく分からないけど、この アニメど素人 にもスッと入ってくるし、本当に綺麗だなと思った。あの世界観、本当に素敵。ドルビーシネマで観たから余計世界に引き込まれたな。

ヴァイオレットの挨拶、本当に好きなんですわたし。だから、1番最初の彼女が挨拶でもう鳥肌がたって泣きそうになってしまった…。
アニメを見てきた人なら感じる、ヴァイオレットの成長。とても感動します…。
ネタバレになってしまうからあまり言えないけれど、グッとくるシーンしかなくて涙を堪えるのに本当に必死だった。(普通にこらえられていないけど)

私たちは今、当たり前のように読み書きができているけどそれができない人も昔は居て、、、そしてその人たちの気持ちを汲み取り、代筆してあげるドールという仕事は誰にでもできることでは無いなと感じた。
劇中、時代の進歩により電話が普及し始め、手紙を書くというアナログな手法より、需要が高まる。アイリスも「あのいけ好かない機械」と毛嫌いしている。しかし、急ぎの場合は手紙より圧倒的に効率が良いし、直接声を聞けるという点が1番良い。劇中、電話で救われる人々がいてアイリスの電話に対するイメージも変わるのだ。

この映画を見ると、誰かに手紙を書きたくなる。現代、メールやLINE、電話が誰でも無料で当たり前に出来てしまう時代だ。だからこそ、自らの手で文字を書き、切手を貼りポストへ投函する、そして実際に目の前にモノとして残る手紙を書くことはとても大切だと思う。年賀状も、もう6年ほど出していない。でも、数は少なくてもいいから出せば良かったなと思った。やっぱり字にはその人の性格が表れるし、文章以外に伝わるものがある。そして届いた時に、ワクワクする。自分のために、自分のことを思って書いてくれた時間があったんだ、と嬉しくなる。

久しぶりに手紙を書いてみようと思う。



p.s.ギルベルト、最高にかっこよかったです…(涙)
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