グッゲンハイム美術館の創立者の姪であり、20世紀を代表するコレクター、ペギー・グッゲンハイムのドキュメンタリー映画。
裕福な家系でありながら、幼少期からの度重なる不幸や格式高い世界から逃れるように、奔放すぎる生活を送り、美術品のコレクションにのめり込むペギーの生き様は、女性としてかっこよかったけど、子どもたち含めて周りの人間はだいぶダメージ受けたやろうに。
息子より恋人を選んだり、キャリアのために結婚したり..
それでも彼女がいなかったから世に出なかったであろう作品や作家も多いと思うと彼女のモダンアートへの功績はでかいし、女性が弱く現代美術への理解がまだまだない時代において、ナチスの弾圧から作品を守り抜いて、アーティストたちを助けた行動力には美術品への執着と執念を感じた。
お金の力は大いにあると思うけど、世を渡り歩くとはこうゆうことかと、勉強になりました。かなり不幸と波乱が多い人生やけど、彼女の肉声からは自信が感じ取れた。
コレクション美術館@ベネチア行ってみたい!!