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ペギー・グッゲンハイム アートに恋した大富豪のTOTのレビュー・感想・評価

3.5
‪一族から浮いた存在の女性が、美術に興味はなかったものの遺産を得て始めた収集。
数万で買った作品も今では億(!)に。
仕事も性愛も結婚も型にはまらぬ自由さが、‪20世紀有数の優れた現代美術コレクションと自己実現を為し得たのだと知る。
‪収集作品より恋人が多いと言われた彼女。でもだから何?って感じ。
美術史の知識なく信頼する作家の助言をもとにした選択眼と人脈力と、ナチスによる現代美術への迫害から作家が収容所に入れられることもあった時期に、自身も危険が及ぶ可能性がある中で活動を続けた情熱はひたすら凄い‬。
‪ペギー・グッゲンハイムコレクションに初めて行った時に、ユニークで居心地がよくて好きだなって思ったけど、御本人もユニークであった。
行った時は気づかなかったけど、劇中に登場したロバート・デ・ニーロのお母様、バージニア・アドミラルの作品もあったんだね。
またいつか行きたい。‬
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