久しぶりの白石和彌監督作品。
最初からハズレはないと思って観始めたハードルの高さでもってしても多分に揺さぶられた。やり場のない感情の余韻の持って行きどころに困る。
どうしようもない男をどうしてあんなにも周りが支えてくれるのか謎だったけど、一つは家族の愛、もう一つは巧妙な悪巧みだったと最後に衝撃を受ける。
善と偽善と悪が観終わってみれば分かりやすく描かれていたと言うことか。田舎特有の粘着質な親切も、その空気感含めて見事に描かれていたかと。
慎吾ちゃんは本当に良い役者になったのね。素晴らしい演技で引き込まれた。もちろんリリーさんも色んな意味でヤバい演技だったw
例によってオススメだけど、軽い気持ちで観ない、と付け加えておく。