内臓マン

凪待ちの内臓マンのネタバレレビュー・内容・結末

凪待ち(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

初心者百五十五作品目!!!

【概要】
Netflixで視聴。

【感想】
昨夜また「孤狼の血」を鑑賞したんですが、こういうのも行けんのね白石監督!

孤狼の血とは裏腹に、静謐でどん底なヒューマンドラマが繰り広げられる。
大分鬱。
でもそこが本作の肝。

郁男が実際に居そうなんだよなぁ〜。
というか、これは俺だ!なんてなっちゃいますよね。
でも、どクズなんだけどどこか行動力があったり…。
そういう色んな面が共存してるのがめちゃ良かった。リアル〜。人間味ある〜。

そして残りの主役2人も最高でしたねぇ…!
2人とも郁男と同じような境遇だからこその最後のシーン!
3人で支え合っている様を見て私は落涙しましたよええ。
あそこは映画史に残る名シーンだな!

リリーさんもぶち良かったのう。
ただのサイコ野郎でいてくれない感じ?
最後のパナママウントは怖かったけど、郁男のこと気にかけてくれていたのは多分本性?
西田尚美さんと1つになったという意識からですかね…?
メインビジュアルとの関係性も気になるところ。またもや面白い犯罪者爆誕ですわ。

散々フラストレーション溜めてからのバイオレンスは圧巻。
こんなエモい暴力は白石監督初なのでは。
というか「孤狼の血」でもそうだけどさ、白石監督の背後から撮るカメラワークカッコ良すぎません!?
めっちゃ好きだわこれ。

音楽も良し。邦画って感じ。
最後のシーンは再出発感があって感動しました。

キャラが最高の映画ですね。
もう1回見たいです。

【終わりに】
レビューで「郁男がクズすぎる!」ってバッサリ切ってる奴、自分をよく見直せって思うよね。
自分を棚に上げてる感じが腹立つのかな?
自分の全てを受け入れろよ!
みんな同じだろ!みんなクズじゃ!

みんなのクズエピソードが聞きたいぜぇー!!!

※過去2回視聴済み。
マジで邦画界の最高傑作。
内臓マン

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