Kyasarin

凪待ちのKyasarinのレビュー・感想・評価

凪待ち(2019年製作の映画)
3.3
6/28 初日舞台挨拶
TOHOシネマズ六本木にて。

はるか昔、香取くんが高校生くらいの時わたしはSMAPガチ勢でした。SMAPも好きだし香取くんにガチ恋してました。
ここ最近はコミカルな役の印象が多いけれど当時、未成年やドクなど、しんどい役柄を演じていた香取くん。その頃を彷彿とさせるような、それプラス大人の色気も加わり、やつれたダメダメな男を演じていました。

前情報仕入れないまま鑑賞してしまったので、まあそれも逆に良かったのかなと。
元アイドルじゃなかったら、白石監督だし西田尚美さんとガッツリ濡れ場もあったのかな?とか思っちゃった。個人的には脱皮する為しても良かったんじゃないかなって。まあファンが許さないか。そんな香取くんも観てみたかったかな。そして、お芝居が好きな草彅剛くんがもし郁男を演じたらまた違う郁男だったのかもと少し観たくなりました。香取くんも良かったけど。
ギャンブル依存はほんと抜け出せねぇよなー。結構前半は淡々と進んで行くので物足りなさを感じる人も居るかもだけど、転の部分で物語が大きく動くのでそこを期待して。義父役の吉澤健さんがとても良かった。ネイティヴな方言で顔つきも良い味出してる、カッコイイ。娘役の恒松祐里ちゃんも清々しい中に憂いさが混じった表情していて良かった。あとは安心安定のリリーフランキーさんだね。やっぱりこの人上手いわ。あの顔やべえよ…
終わったあと、なんか色々考えちゃう。
無理矢理震災に関連付けていちいち被災地使って一体何が言いたいの?て作品が多い中、無理矢理感が無く、震災と自己の再生を上手く連動させた物語だったと思う。方言も無理もないし登場人物の生い立ちや説明も自然。
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