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将軍家光の乱心 激突のパピヨンのレビュー・感想・評価

将軍家光の乱心 激突(1989年製作の映画)
3.8
監督の降旗康男は、「駅 STATION」「鉄道員(ぽっぽや)」ですね自分は。
脚本の中島貞夫は、「激動の1750日」「女帝 春日局」(共に監督作品)。
脚本の松田寛夫は、「柳生一族の陰謀」「誘拐報道」が記憶に残ります。
音楽の佐藤勝は、「天国と地獄」「霧の旗」「日本のいちばん長い日」です。
これはもう、東映が放った最後の大型時代劇ですかね?おそらく。作り手たちの強烈な思いが、スクリーンを通してガンガン伝わってきます。
三代将軍·徳川家光は、後継者である実子の竹千代を亡きものにせんと、次々と刺客をおくります。そんな多勢に無勢の状況で、戦闘のプロ7人がこちらも次々と対抗策を講じて行くのです。
単純明快なストーリーで、軸をノンストップ·アクションに置いてます。それを千葉真一がアクション監督として、ジャパン·アクション·クラブを総動員で挑んでます。
そこで私見を一言、①製作費を最低でも倍にしなさいよー!②「THE ALFEE」の楽曲を投入するならせめてTPOを考えなさいよー!③やると決めたなら社運をかける気でやりなさいよー!④現場のスタッフ、キャスト以上に上層部が身を削りなさいよー!
でももちろん“一見の価値あり”娯楽時代劇ですからね。緒形拳と千葉真一の一騎討ちなんぞ見逃せないシチュエーションだもの。CGなんて生身のアクションには到底敵わないですから。
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