ちむ

僕はイエス様が嫌いのちむのネタバレレビュー・内容・結末

僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

宗教への戸惑い。家庭環境が異なり周りにも人望を集める友人。祈ることの意味、祈り続けても意味などない。大熊くんが事故にあった時、先生はもはやエゴのために祈ってるように見えるのが、まさに日本のキリスト教への姿の風刺のようにも思えた。映像が綺麗。とても空気が美味しそうな映像だった。

由良くんは和馬くんの不幸を願ったのか、由良くんが和馬くんに対して祈らなかったのは、少しでも死んで欲しいと思ったのか、それとも、こんな表層的な信仰自体に価値など感じなかったのか、最後のミニイエス様をぶっ叩いたのは、信仰の断絶なのか、最後にお爺さんと同じように障子に穴を開けてみたくなったのはなぜなのか、また見た時に吟味したいと思う。
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