櫻イミト

ファントマの偽判事の櫻イミトのレビュー・感想・評価

ファントマの偽判事(1914年製作の映画)
3.5
ルイ・フイヤード監督の連続活劇「ファントマ」シリーズ5作目(最終作)。※「ファントマ」全体レビューは1作目に記述

ジューブ警部とファンドールは、ファントマがベルギーの刑務所に収監されたことを知る。フランスでの逮捕を目指す二人はある作戦を決行する。。。

第二作目「ファントマ対ジューヴ警部」以来の全面的な街ロケ。列車シーンもうまくストーリーに組み込まれ物語の展開に地理的スケール感も加わる。後半の教会の鐘のシーンは斬新で、今後のシリーズにも期待を持たせるところだが、フィヤード監督の第一次世界大戦徴兵により本作で中断。「ファントマ」の世界観は次作「吸血ギャング団」(1915)に引き継がれる。

「ファントマ」1913年/61分
「ファントマ対ジューヴ警部」1913年/67分
「ファントマの逆襲」1913年/102分
「ファントマ対ファントマ」1914年/64分
「ファントマの偽判事」1914年/79分
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